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学会長の挨拶
会長就任挨拶
このたび、国際幼児教育学会第4代会長に就任することになりました。ご承知の通り、本学会は、1978年に故村山貞雄先生(日本女子大学名誉教授)を中心に、幼児教育の国際交流に強い関心をもって活躍された人たちによって結成されました。現在では、会員数約300名、保育・幼児教育学分野の研究者や大学院生、保育者養成に携わる大学教員、保育所・幼稚園・認定こども園における施設長や保育者など、幼児教育に関心をもつ方々で構成されています。このような歴史と伝統をもつ本学会の会長職を私のような者が務めさせていただくことについて、ただただ責任の重さを痛感しています。
さて、保育・幼児教育系の他学会と比して、本学会の特徴は、何よりも幼児教育の国際学術交流を推進している点です。この独自性をこれからも発展させるべく、次の点の充実をめざしたいと考えます。
第一は、年次大会の充実です。本学会はこれまで、国内開催と海外開催を隔年で行うことに努めてきました。西暦偶数年度は国内開催、西暦奇数年度は海外開催という順番であり、今後も継続できるように努めたいと思います。また、研究発表については、国内会員の発表はもちろん、中国、韓国、米国など、海外の研究者や実践者の発表についても、これまで以上に促進を図るとともに、例えば、口頭発表については、「日本語部門」「英語部門」「中国語部門」に分け、通訳なしでの実施を試みたり、新たにポスター発表部門を開設したりなど、国内外の参加者が言語の壁を越えて交流できるようにしたいと考えます。今後も、年次大会の大会実行委員会と連携しながら、これらの課題に取り組む予定です。
第二は、年一回発行される機関誌「国際幼児教育研究」の充実です。お陰様でここ数年、論文投稿数は激増し、質量ともに豊富な内容で構成されています。本誌の特徴は、「日本語論文だけでなく英語論文の投稿が可能であること」「原著論文だけでなく研究ノートの投稿が可能であること」「筆頭著者が本学会員であれば連名著者は非会員でも投稿できること」などの点にあります。他方、改善の余地も少なくありません。「英語論文の投稿数増加」「投稿規定や執筆要項の見直し」「多重投稿や剽窃・盗用に対する注意喚起」「オープンアクセス化の実現」など、幼児教育の国際学術交流を促すための課題が山積しています。ジャーナル編集委員会を中心に、これらの課題に取り組む予定です。
第三は、会員への情報発信の充実です。現在、会報(年二回発行)とともに、不定期にメールニュースを配信しています。今後は、引き続き会報の発行に努めるとともに、メールニュースの配信頻度を高め、年次大会、機関誌、研究会、支部案内、部会案内などに関する情報について、よりリアルタイムに発信することに努めたいと考えております。
他にも、研究部会や支部会の充実にも取り組みます。また、本学会のさらなる発展をめざし、これまで以上に米国、中国、韓国、さらには欧州、東南アジア諸国などとの連携を深めたいと考えております。会員の皆様のご支援を心からお願い申し上げます。
2019年10月
国際幼児教育学会
会長 中 坪 史 典
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